ボランティア団体から犬や猫を迎えようとするとき、譲渡費用がかかることが一般的になってきました。

ほとんどの団体が一律○○円、と規定しています。
※不妊手術済みと未手術の子では異なることが多いです。

里親様にご負担いただく譲渡費用は、基本的に 健康診断ワクチン不妊手術費用などの医療費です。
大きな団体さんでシェルターを持っていたりした場合は管理維持費が譲渡にかかる費用に含まれていることもあります。

 

でも、保護した犬猫さんみんながみんな健康であるわけではありません。
風邪を引いていたり衰弱していて治療が必要な子もいます。
外科処置が必要な大怪我をして保護される子もいます。

1頭1頭里親様にお渡しするまでにかかる費用は異なるわけです。



想像してみてください。

Aちゃんの譲渡費用は○○円で、Bちゃんは▲▲円・・・

ちょっとゲンナリしませんか?

それに、里親様からいただく大切なお金は、その子だけでなくもうひとつの命を助ける役目もあります。



アニサポでは、里親様にご負担いただくのは医療費の一部負担です。
2017年からの医療費一部負担の金額改定のお知らせとともに、 「命の値段」について書かれていますので、ぜひご一読いただきたいと思います。

一部抜粋します。

     「命の値段」について、皆さんはどんなふうにお考えでしょうか?

 

ペットショップでは「子犬子猫」は価値が高く、生後半年を過ぎたら「お値打ち品」扱いです。1歳にもなれば、商品ですらありません。「価値はゼロ」です。

捨てられた犬猫は保護されなければ、その価値はゼロ以下、ゴミと同じです。(殺され燃やされてしまいます)

一方、保護された犬猫は商品ではないので、命の値段はありません。(医療費の一部負担は、命の値段の金額ではなく、経費のご負担です)

では、その価値はどこにあるんでしょうか?

(中略)

 里親様は、保護犬猫を迎えて、医療費の一部ご負担をお支払いただくと、次の子の保護にもつながりますので、結果的に2つの命の保護に関わっていただくことになります。

つまり、医療費のご負担が 「2つの命の価値」を回復させるために使われると思っていただけたら…

 

そうやって一頭一頭がつながっていつか、安易に処分される子がいなくなりますように…

 

アニサポも、それを見届けていきたいと思います。
 

アニサポブログ2017/1/6記事


私が初めて猫と暮らすようになったのは(幼少期を除いて)25年以上も前のことです。
道で衰弱していた500g程度の子猫を拾ったのです。

すぐに動物病院に連れて行き健康状態のチェックと駆虫をしましたが、そのとき目に奇形があることがわかりました。
体力の回復を待って目の手術をしました。



その後家族に迎えた2匹は地域紙で里親募集をしていた子達でした。
これも20年以上前です。

「もらってください 」

「頂戴します 」

という経緯で、タダで譲り受けたわけです。
でも、すぐに健康チェックと駆虫、ワクチン。
成長をしてからは去勢不妊手術。
おまけに1頭は毎日通院が必要な泌尿器の疾病に罹ってしまいました。



当時はまだ20代で一人暮らし、なかなか厳しい経済状況。
命を迎えることの費用を考えさせられました。


7年前に里親になったときは、保護主さんは個人の方でしたが猫の保護ボランティアを長年していらっしゃるご夫婦でした。
生後4ヶ月。 健診と駆虫・ワクチン2回・エイズ白血病検査をしていただき、その一部負担金としてお渡ししました。

このときは、我が家に来てから同じことをしたら賄えない金額だけど大丈夫なのかな?と思いました。



その後、猫ボラさん達と懇意にさせていただくようになって、その内情を垣間見たわけですが、正直言って「好きじゃなくちゃやっていられないな」と思いました。


私自身、猫の預かりをして医療費等の費用負担は無かったにせよ、風邪が悪化して一晩中目が離せなかったり、人間不信のフーシャー猫を1日でも早く懐かせようと悪戦苦闘したり…。
譲渡の際には1時間半かけて電車を乗り継いでお届けに行ったりもしました。

それでも、里親様から可愛い画像付きのメッセージをいただくとそんな大変だったことなんてすっかり忘れて舞い上がって喜んでいました。
新しく来た保護猫に

「さぁ、次はキミも幸せになるんだよ♪」

と声をかけたりして。

そんな活動の中で、犬猫の譲渡費用について上手く説明できなかったモヤモヤが段々晴れてきました。

あの時保護主さんに渡した金銭は、うちの子になったキラ坊にかかった費用ではなくて、次の保護猫のために使われたんだな

そんな風に思うと心がほっこり温かくなりました。



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